独白 (1991年夏)

 夏休みに帰省すると、ちょっとしたアルバイト。
 自宅に近所の小学生たちを招いて塾の真似事。
 ほんとに田舎だから、4年制の大学にいってるだけで、才女と思われてる。

 塾といっても、夏休みの宿題を手伝っているようなもの。4人の子を一ヶ月教えてアパート代と光熱費が稼げるくらい。

 4〜6年生が4人で、男子が3人、女子1人。
 夜の午後7時くらいから教えて、終わったあとはおやつ。
 それで終わりだけど、子供たちはおやつの後にひとしきり遊んでから帰る。
 テレビゲームだったりトランプだったり。

 小学生でも高学年だから、ちょっとおませ。
 あたしがノースリーブで、ブラなんかがチラっとみえたら、顔を見合わせて何か話してる。きっとエッチなこと。

 ハンカチゲームって、あって、それと似たようなゲームをあたしが提案。

 ルールは単純。一分間くらい電気を消して、その間にハンカチを他人に渡す。
 たいていあたしが鬼役で、あたしが電気をつけたとき、誰がハンカチをもってるか当てるだけ。

 子供たちは「真っ暗」が好きみたい。真っ暗な一分間に、お互いをくすぐったりして、大騒ぎ。

 あたしのほうにも、恐る恐る手が伸びてくる。
 だから、
 電気を消したあと、こっそり、その場を離れるの。
 輪になって座ってる子供たちから1メートルくらい離れて立つ。
 
 ワンピの下はなにも着てないから、できるだけ衣擦れの音がしないように。

 「あれ?先生いないの?」「いるよ」
 「どこ?」 「こら、立っちゃだめ。そこ動いたらだめよ」

 さわられたりしたら、裸だった分かってしまう。

 見えないけど、見られないけど、胸があつくなる。

 子供たちの嬌声のなか、暗闇で自分を慰めた。 遠い夏。



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